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横浜市の南西部に位置する泉区。比較的平坦と言われる関東ローム層に覆われており、西に中央に境川と和泉川、東に宇田川が流れています。この沿岸には湧水があり、農業や製糸業が盛んに行われていました。1965年以降、市営や県営の団地が相次いで建設され、1976年に相鉄いずみ野線が開通すると急速に宅地開発が進みました。市内の中でも持ち家・一戸建て比率が高い地域となっています。かつて戸塚区に属していたことから戸塚区とのつながりが深く、ブリジストンや日立製作所の戸塚工場で働く従業員のベッドタウンでもあります。和泉区が誕生したのは１９８６年で、現戸塚区から区分してできた区です。区名は、泉が湧き上がるように若い力を生み出し未来に向けて発展することを祈願して「泉区」と付けられたと言われています。それから３０年が経ち、相模鉄道いずみ野線や横浜市営地下鉄が伸び、その他区民の公共施設の充実など、この期間に大きく変貌をとげています。その一方歴史や自然を大事に守り、今もなお「水と緑と人情のまち」と呼ばれています。また横浜市の中でも農地面積が最大で、農業が盛んな地域です。地産地消を大切にし、直売所が多くあるのも魅力です。