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横浜市の北東部に位置する神奈川区。横浜市に初めてできた区の一つで、旧東海道の宿の一つ「神奈川宿」がこの地の県名及び区名の由来となっています。県名・区名の由来になるだけあって、この地には旧東海道の歴史資産が数多く保存されており、今もなお大切に守られています。また、神奈川区には昔話「浦島太郎」にまつわる伝説も残されています。浦島太郎が竜宮城で過ごした3年と思っていた月日はは３００年の月日で、すでに両親は亡くなっている事実を知った太郎が供養を行ったのがのちの観福寿寺でした。しかしこの観福寿寺は明治５年に焼失し、その後慶運寺で菩薩像が祀られています。ほかにも浦島太郎伝説が残るとされる蓮法寺や浦島太郎が足を洗った川として大口通りには足洗川の碑や子安通１丁目には浦島太郎が足を洗ったとされる井戸もあります。神奈川区にはこのような歴史的文化財だけでなく、史跡も多く残されている地域です。横浜開港時に設置された諸外国の領事館跡があり、現在は記念碑が残されています。また歴史的建造物として日産自動車横浜工場１号館があり、現在は一般公開されています。このように歴史と深く関わる神奈川区には、様々な人が集まり今もなお日本の良き文化が引き継がれています。