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東京都23区の中央からやや北東に位置する荒川区。東西に細長く、区内はほぼ平坦な地域です。区の北側と東側には隅田川が流れており、荒川区は隅田川とともに発展してきました。隅田川は1965年までは「荒川」でしたが、同年の河川法施工により「隅田川」が正式名称となりました。昔から川沿いには、サクラソウやレンゲなど可憐な花々が咲いていましたが、今では護岸堤防によりその姿はほとんど消滅してしまいました。改めて隅田川と調和するため、緩やかな傾斜の堤防に草花を植えるなど水辺を生かした環境整備などが進められています。その代表として隅田川の入り江とスーパー堤防を生かした「瑞光橋公園」があります。この辺りにはかつて運河があり、その当時の水門の一部がモニュメントとして残されています。小さな子が安心して遊べるちびっこ広場や水辺で植物や生き物を観察できる木製デッキ、さらに沿岸部を散策しながら歩ける遊歩道があり、小さな子から大人まで安心して過ごせる公園です。かつては工場の街として発展しましたが、戦後工場が次々と閉鎖し、現在は再開発や公園整備に取り組んでいます。また区の再開発事業は、工場跡地や駅周辺に重点を置いており、新たな荒川区を創生し街の活性化を目指しています。