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東京23区のほぼ中央に位置する品川区。東京湾を臨む沿岸部と武蔵野台地の東端部に位置する台地があり、古くから交通の便が良く交易の拠点として栄えてきました。区の中には目黒川が流れ、この目黒川の河口付近は昔「品川」と呼ばれており、湾岸開発が進む以前は河口付近の流れが緩やかであったため古くは港として使われていました。品が行き交っていた川、それが「品川」の由来と言われています。そのため品川区と目黒川は大変ゆかりがあり、夏には「目黒川夜市」、冬にイルミネーションなど市をあげて目黒川を楽しむ「目黒川利活事業」に取り組んでいます。賑やかなイベントが多い一方で、史跡も多く残っており「大森貝塚」は考古学発祥の地としても有名です。また江戸時代には、東海道第一宿として品川宿が賑わい、現在もなお旧東海道の品川宿付近の商店街は続いています。明治時代になると、目黒川沿いやその周辺に次々と工場が建設され、京浜工業地帯発祥の地として発展しました。現在は羽田空港の国際化や新幹線の品川駅開業など、東京を代表する玄関口としても活躍しています。また2027年完成予定のリニア中央新幹線の乗り入れなど、さらに今後交通の拠点として都市部の重要な役割が期待されています。